メガネ・サングラス情報局

年代別注意点/中学から大学

気分は大人、扱いは子供という難しい時期です。ともかく、メガネはかけたくないのでしょう。視力が落ちていても気づかない場合、気づいても口に出さない場合が意外と多いものです。しかし、中にはかけることが苦痛としか思えないような強度数のメガネを、はじめからかけなくてはならない事例が見受けられ、作る方も胸が痛みます。おかしいと感じられたら、早めの対処をお勧めします。

フレーム

男子//機能的にはメタル(フルリム)が最適です。とは言え本人の希望を大幅に入れないとかけてもらえないのが現状ですが、特に初めての場合、リムレスは避けてください。リムレスの欠点がすぐに出て、レンズを正確に保持できなくなり目に悪影響を及ぼします。

女子//コンタクトの普及で、最近最もメガネをかけない年代になりました。そこで、

  • #1 コンタクトがほとんど/メガネはサブですから、かわいくて、安くて、丈夫が選択基準です。補完の意味がないので、リムレスは避けてください。
  • #2 コンタクトはたまに使う/メガネが主ですから、納得がいくまで選んでください。適当に決めるとすぐにかけなくなってしまいます。

レンズ

男子//一般に重さを嫌われるので、プラスチックになります。最近は薄型レンズも安くなったので、度数変化と傷にも対応しましょう。また、運動部に所属するなら、それ専用にメガネを仕立ててレンズだけを頻繁に交換するほうが合理的かもしれません。
女子//ずり落ちることと見栄えの悪さは、極端に嫌われるので、プラスチックの薄く・軽く・きれいなものを選んでください。ハードマルチコートで良いでしょう。


コンタクトレンズについて(私見)

最近は、使い捨てレンズが簡単に安価に手に入るようになったので、かなり利用者が増えているようです。しかし、特に中高生のコンタクトに対する認識が甘く、目にトラブルを起こす例も増える一方と聞いております。また、トラブルが起きた時に、自分の取扱いの悪さを棚に上げて、あたかも売った方だけが悪いがごとく訴える購入者がいますが、これは、まったく本末転倒です。どんなに詳しく取扱いを説明指導しても、そのとおりに実行しているかどうかまで、お宅に行って確かめるわけにはいきません。キチンと取扱うかどうかは、購入者自身の問題なのです。お願いですから、以下の数項目だけでもお守りください。


  • #1 コンタクトはその名のとおり、眼球に接触しており、そのこと自体がトラブルの原因を作ります。メガネと比べれば、その可能性は無限大であることを認識してください。
  • #2 コンタクトの装用状況を自分で判断するのはやめてください。特に、装用初期の数ヶ月は必ず検査を受けてください。基本的に、定期検査を受けないでクレームだけ持ち込むのは、購入者のわがままです。
  • #3 目が明らかに傷むのに、無理矢理装用するのは絶対やめてください。何が起ころうと責任の取りようがありません。必ず、眼科医に診てもらってください。


若年のうちに少し調子が悪くてもコンタクトを使う悪い癖がつくと、目に負担が蓄積して大人になった頃に使える時間が短くなる場合があります。長く使いたいのなら、基本を守ってください。


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