メガネ・サングラス情報局

メガネの価格について

購入者にとって、これほどわかりにくいものはないでしょう。適正な価格とは、その基準とは、なんなのか? フレーム・レンズとも、大部分は定価・メーカー希望小売価格がありません。価格はその小売店だけのものです。 何割引・何%OFFの根拠は、その店の通常小売価格に対してしかありません。年中半額などの告知は、なんらかの市場価格を仮の比較対象にしたものです。

数店の価格を比較するための一般的基準は存在しません。

安売り店の意義

昔々、メガネはどこの店で買っても高いものでした。必要以上に高かったと言っていいと思います。そこに登場した安売り店の衝撃は相当なもので、皆さんもよくご存知のチェーン店へと成長しました。これは、それだけの支持を受けることができたし、存続していることがその証拠でもあるでしょう。そして、これらの店の最大の存在意義は、購入者が選択できる幅を増やしたことにあります。

どちらが上というより、欲しいものによって使い分けるべき時代かもしれません。


どうしても、安さを納得したい方は ちょっと大変ですが、次の手順を実行してください。


フレーム価格/
比較する商品を1本に限定し、そのブランド・型番を確認してください。(他に色番・サイズがありますが、これで価格が変化することはまれです。)あとは同じものがいくらかを店頭で聞いてください。電話だとまともに答えてくれない場合があります。この比較は、この商品だけに通用するものです。他の商品も同様であるとは限りません。ましてや、ジンズ等で販売されるPB商品は、比較すること自体が不可能です。


レンズ価格/
店頭で、メガネを見積ってほしいと申し込んでください。おそらく、店は、オートレフという簡易度数測定機器を使っておおよその度数を出し、その数値をもとにレンズの説明をしてくれるはずです。その中で、予算に合いそうなレンズを選び、そのレンズ名を正確に記録してください。そして、次の店で同様のことをして、そのレンズだといくらかを聞いてください。同一レンズを扱ってなければ、同等品で比較してください。


上記ふたつの価格と、店によって異なる加工料などのサービス料金を加えた価格が比較対象価格です。これ以外の方法で、正確な価格の比較はできません。しかも、これは価格だけのことで、目にみえないサービス・技術力・コンサルティング能力・便利性などは評価に入れていないことをお忘れなく。


私見

現状では、第三者機関が適正な価格を示してくれる可能性はありません。よって、気に入った商品が予算以内で手に入るならば、価格以外の要素が優れている店で購入するのが手間もかからず適切ではないかと思います。


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