業態別・ECの未来:専門店

消費者が最もECを利用する商品種は、「書籍」・「家電/PC」ではないでしょうか。EC化率と取扱高の両方が高い商品種もこの二種類でしょう。専門店業態は、他業態に比べて明らかにEC向きと言えると思います。

ただ、専門店業態だから全部EC向きですと、まとめて語ることはできません。扱う商品の対象顧客層・単価・種類の多さ・購入頻度・消費のしかた・商品の大きさや重さ等で、その取り組み方が全く違います。

見かたを変えると、現在のECシステムが「書籍」・「家電」に合っていると言えなくもありません。もっとウガッタ見かたをすると、商品種類ごとに適したECシステムがあるとも言えるかもしれません。

専門店の歴史は、分化・専門化・特化でした。「この商品やサービスなら、ウチが一番です。」と絞り込んでいった歴史があります。おそらく、ECの世界でも同じことが起こるのではないでしょうか。

これらに対するシステムも、汎化や低価格化のみではなく、商品種類・サービス種類に対する最適化とは何かを先に考えた仕組み提案が必要に思えます。その中で、間違いがない最適化を統合していきましょう。例えば、需要予測・保管物流・配送物流・アフターサービス等の分野を業種ごとにまとめてみましょう。

少し無茶かもしれませんが、3年に一度しか買わないような商品を、各小売店で店頭在庫とすることはそもそも無駄ではないか? と考えると、ECの使い方、構築のしかた、リアル店舗のあり方、在庫の持ち方等、多くのことが変わってくるのではないでしょうか。