物流の未来的IT化

物流に限らず、今ほどマーケティングの重要性が語られる時代は初めてかもと思っております。すべてを顧客起点・消費者起点で考えないと、すべての流通は成り立たないようです。いかに無駄が多く出ても、消費者の都合に合わせて店頭に商品が並ばないといけないし、個人宅に指定通りにモノが届かないといけないようです。

とは言え、確かに無理ムダが出ています。ドライバーは日常的に不足しています。これはちょっと考え直さないといけないのでは?

基本的には、個人宅から川上側に遡って一つのプロセスとし、そのプロセス全体を最適化しなくてはいけないでしょう。店舗の荷受け口までしか考えてこなかった物流では難しいかもしれません。

まず、届ける範囲を個人宅を含めてエリア設定し、エリアセンターから、店舗にも個人宅にも出荷可能とすべきでしょう。物流コントロールは、「これは店に」・「これは個人宅に」ではなく、最終利用者を基準に組み立てるべきでしょう。つまり、店に届ける荷物にも「最終利用者情報」を付けるべきでは? と考えます。

現在、オムニチャネルでは店受け取りも可能・・・とおっしゃってますが、基本的にどこでも受け取り可能とすべきです。どこかのコマーシャルではないですが、ホントに「ヒトに届ける」仕組みに変えれば、消費者と物流が統合されると考えています。

かつ、各業種・チャネル・売り手に関係なくエリア物流センターが作れれば、かなりの効率化にならないでしょうか? これが本当の商物分離だと思うのですが。

消費者と物流に紐が付いていれば、何を誰に届けたか、誰が引き取りに来たかの記録が残るはずです。店頭商品もすべて誰かのために取り寄せたと考えるのです。CRM的にも、アフターサービス的にも、かなり都合がよいと思われます。

IoTの活用を考えれば、無茶な志向ではないと思っております。次章は、「商物分離ありきの卸の営業活動とは」です。