業界ごとのクラウドを卸が作れ

クラウドコンピューティングという言葉ができてどのくらい経つでしょうか? 皆さんご存知のスピードで動くIT業界では、十分に古い言葉になったと思います。実際に、●aaS が、いくつものパターンとして生まれ、クラウド専門のプラットフォーマーは確実に育ちました。

さーて、流通業界はこれらを使えているでしょうか?

卸売業は、もともとシステム依存度が低いのは以前に述べました。(専門問屋のIT化は永久にできないのか?)

しかし、ここまでクラウド化されるのがわかると、今度こそ置いて行かれそうです。小売の発注は流通BMSで標準化の道が付きました。専門商品もマネすることはできます。ところが、受注側がそれまでいじめられてきた(小売側の何百種の発注フォーマット+ワガママな要求に翻弄されてきた)経緯から、気が入らない。

面倒で気が向かないのはわかるけど、クラウド化はこれまでのトラウマをも凌駕できるチャンスのはずなのに動かない。何故なのか?

おそらく、多くのSierが持ち込むシステムは「貴社業務に合います」とか言われたけど、業種独特の細かいとこは手が回ってなかったのでは? 実際に使われているシステムを見ると、かなりよく作りこんであります。

Sier側から言わせると、そんなの作ってもモト取れないよ・・・が本音でしょう。がしかし、この相反する二つ条件もクラウドならなんとかできそうです。業種ごとに特徴があるなら、業種ごとの標準を作ればいいのでは? 小規模業者も、中堅以上の企業で使える機能が安く使えるなら文句ないでしょう。

Sierも、業種ごと寡占化できるならモトが取れるのではありませんか? 業種丸ごとの同意を取ることは、恐ろしく大変なことだと思いますが、ボチボチ時期ではないでしょうか?

次章は、「小売の海外進出に、国内卸が対応するには」です。