IT活用:日用品卸はこれ以上効率化できるか?

業界の方はご存じでしょうが、日用品の物流は至れりつくせりで、物流センターはハブラシ1本を正確にハンドリングして小売店に届ける仕組みを持っています。日用品は、まさに一般消費財で、よほど異常な状況が起こらない限り需要が大きく変動することもありません。

と言うことは、そこそこ需要予測ができ、メーカーもたくさん在庫を持っていてくれるので、品切れも考えにくい・・・物流効率化しやすい条件は揃っているので大丈夫! と思ったら、返品文化が残っておりました。

簡単に述べると、売れるだろう最大量、展示できる最大量を出荷し、残ったら返してもらう仕組みがあるんです。(季節品:今だと殺虫剤なんかはこの仕組みです。) 需要予測できるのにオカシイかもしれませんが、ドンピシャの数を出すと売場がさみしくなる可能性が高くなります。

また、全く逆に見える現象もあります。数年前と比べるとドラッグストアでも店頭欠品が目立つようになりました。おそらく、小売側発注の問題です。

つまるところ、商品を受注してから出荷納品まではほぼ問題ないので、発注・売場作り・販促連動・売上データ活用等、小売業周りの情報を活用して精度をあげない限り、今以上の効率化は難しいと思われます。

例えば、メーカー・問屋に関係なく、商品カテゴリー別×エリア別×販促実施別の売上情報クラウドがあれば、AIでより詳細な店頭推奨在庫が出せるのでは?

次章は、「専門問屋のIT化は永久にできないのか?」です。