小売業のMD運用:仕入:IT化への整理

MDシリーズ:仕入についてです。

仕入とは何か? 小売業にとって「利はもとにあり」と言われ続けられたように、経営に直結する最重要業務です。その範囲は、メーカーから単に買い付けることを超え、自社ブランド製品(PB)の調達に至っています。これを、「買い付け」と「PB運用」に分けて解説します。

買い付けは、各メーカーから自社仕入方針に合う商品を見つけ出し、最適な価格・数量・納期・納品場所を決める業務です。

自社仕入方針とは、誰に・何を・いくらで・いくつ・どこで・どんなサービスとともに提供するかを決めることで、需要予測がもとになっていることは明らかです。

①正確で細部に渡る需要予測/これをITでいかにサポートできるか?

需要予測ができたとしても、過去の情報なのでそのまま信じるわけにはいきません。該当シーズン(期間)で、何がどのように変化するか? 未来を予測する必要があります。

②需要予測の延長上にはない未来を仮想する/消費全体を見て、影響するポイントを見つけ出す/ビッグデータやAIも活用する範囲では?

予測ができたら、最適な商品があるかどうかを探します。「こんなお客様に、こんな商品を、このくらいの価格で提供したい。」が、メーカーに伝わらないと商品情報さえもらえないのが本来なのですが、メーカーは自社が売りたいモノを持ち込み、小売は仕入れ値を下げることばかり考えているのが目立ってしまいがちです。

③最適な仕入れ条件に合った商品を見つけられる仕組みがあれば/明らかにITがサポートできそうです。

もちろん、儲からなければいけませんので、販売利益計画数値に連動する仕入れ値算出、販売終了までの各KPIが設定されているべきです。(この手の管理システムは拝見したことがあります。)

最初から、ITがサポートしきれていないことばかりですが、それだけ可能性があると認識してもらえば・・・と思います。

次章は、「仕入:PB編」です。