3プライスメガネの成長に影

3月27日付け日経MJに、珍しく3プライスの批評が載っていました。「格安メガネ・成長の壁」のようなことで、伸びが止まりそうなので、新しい方向性を模索するのでは? と言うことです。業界内に片足突っ込んでいるものとして、聞かれた時は同じ事を3年前からお話ししてますので、驚きはありませんが、ようやく一般的認識になったのだと確認できました。

記事の中で、ユニクロ型(SPA)・複数購入について述べられていますが、これもあいかわらずです。衣服は着れば汚れるし痛む、サイズが合えば他人に譲れますが、メガネは基本的に御本人仕様で、貸すこともできない。譲れたとしてもフレームだけです。消費者に渡った後の回転率が悪いのです。

また、気に入った衣服は安ければ色違いをと考えますが、メガネではほぼその可能性がないと思います。実際に、5,000円になっても、複数購入する方が何倍にも増えたとは聞いておりません。掛け慣れてしまうとそれ1本になる傾向は根強いのでは? 複数購入のキーポイントは低価格ではないようです。

加えて、ライフシーンで掛け替える文化がないので、これからも増えないでしょう。

この記事から読み取れること。

3プライスは、「まぁまぁの品質で、そこそこカッコイイメガネは安く買える」ことを根付かせました。それ以上のことはなかったので、さぁ、次は何? と言うことでしょうか?

複数購入は、「メガネは趣向性の高いオーダー品という認識」・「ライフシーンで掛け替えないと恥ずかしい文化、もしくは掛け替えを楽しむ文化」を創らなければ実現しないでしょう。これ、眼鏡業界が最も苦手とするマーケティング分野なんですよね。3プライスも含めて、業界が取り組むべきことは他にも多く存在します。それらに目を向けるかどうか? ではないでしょうか?