眼鏡業界16年
眼鏡業界コンサルタント
が書くメガネ評論

メガネ評論

フェアプライス・公正な価格という意味です。

現在は同じ商品ならば、1円でも安いほうが是とされます。
家電製品・PCなどはその典型で、価格比較サイトで調べれば、その時点の最安値と
販売店がわかります。ただ安く買えればいい消費者はそれで目的を果たせます。

大量生産品はこれでいいのかもしれません。おおよその商品の価格は、落ちるところまで
落ちて底這い状態になり、その価格がメーカーを問わずスタンダードモデルの価格になり
ます。メーカーはその価格に合わせて赤字を出さないように生産システムをコントロール
し,、高付加価値商品で儲けるというカタチです。

メガネのフレームとレンズは、上記の場合に当てはまりません。
明快な多品種少量生産品です。皆さんも、自分の家にあるのと同じTVが友人宅にあった
経験はあっても、自分と全く同じメガネフレームを掛けた人に会った経験はないのでは?

特にフレームは、一品種を作ると最低限のコストが掛かります。初期投資が回収されるま
では全くの赤字です。売れなくては次の商品は作れません。しかも、この頻度がとんでも
なく多く、スピードも早いのです。ちょっと作って売り切るを繰り返す。だから、同じモノが
市場に存在する期間が短いのです。

つまり、原則としてフレームの原価が突然半額になったりはしません。現在の極低価格の
フレームの原資は人件費(主に中国の)にしか原因はありません。もし、このまま安いモノ
しか売れなくなったとしたら、現在のようなバリエーションは作れなくなります。

一品種を開発するためのコストが出なくなり、良いデザイン・高機能のモノが作られなく
なる可能性が高いのです。消費者からすれば、選択肢が狭められ、秀逸なデザインは、
ヨーロッパ製品のみとなりかねません。

私の結論は、良いものには金を払えということです。その金が、次の素晴らしい商品の
原資になるように回して欲しいということです。良いものを作れる人たちには、それなりの
金を払ってあげよう。それが公正な価格/フェアプライスと言えないでしょうか?

弊社も、「ホンモノ」を積極的に紹介していきたいと考えています。

フェアプライスはあるか?